学習に役立つ情報 国語・作文
今回は、小学生が(中高生も)みんな苦手としている詩の読解について考えたいと思います。 なぜ詩が苦手なのか? 読解例 詩の読解トレーニング なぜ詩が苦手なのか? 詩の文章は、難しい語句が出てきません。 漢語由来の熟語も少ないです。 ひらがなだけで書…
今回は、帰国生入試を考えている方にとっては耳に痛い話題です。 実は帰国生入試の国語は簡単ではないのです。 2025 海城中 帰国生入試 国語の出題 学校が帰国生に求めるもの 2025 海城中 帰国生入試 国語の出題 大問1は、物語文です。 山下紘加「可及的に…
鷗友学園の入試問題から ChatGPTは、知りたい内容を指示文として入力すれば、瞬時に会話形式で回答してくれるものです。膨大な情報を学習させることで回答が作成されていくため、生成AIといわれています。生成AIは、人間による調整や判断なしに、…
中学受験生にも、中学生にも、もちろん高校生にも勧めたい本、ぜひ読んで欲しい本を取り上げてみます。 第一弾?の今回は、この本です。 天地明察 2009年に刊行された本です。 時期外れで恐縮です。 古典ほど古くはないのに、話題作というほど新しくない、微…
今回は、シンプルに「わかりやすい文書」の書き方について考えます。 世の中には読みにくい文章が溢れている 誰が書くのかが重要 冗長な文は嫌われる とにかく読み手のことを考え、読みやすく書くことだけを考える 世の中には読みにくい文章が溢れている な…
生徒達は長文記述が苦手です。 そもそも記述が苦手なのです。 国語でも社会科でも、記述の解答欄が最後まで空欄のままの生徒が多いですね。 そんなことをすれば時間切れとなって大幅減点は免れません。 今回は、長文記述の攻略法について書いてみます。 そも…
みなさんはPISAってごぞんじでしょうか? 教育に興味のある方でないと知らないかもしれません。 今回は、PISAについて、そして求められる教育について書いてみたいと思います。 PISAって何? PISAの問題 適性検査問題 今後について PISAって何? 文部科学省…
受験まで残り2か月を切りました。 志望校も確定しましたね。 願書も準備中です。 写真も撮りました。 志望校近くのホテルも予約済です。 そして、志望校合格に必要な学力も見につきましたね。 最後の項目だけ、首を横に振る方が大半でしょう。 この時期にな…
もし全ての小中学生を本を読んでくれたなら。 年間100冊以上読んでくれたなら。 私の仕事は必要なくなるでしょう。 しかし、残念なことに、私が指導してきた生徒たちのほとんどは本を読みません。 それで「国語力」「論理記述力」「教養」を高めようとは、実…
入試問題には、「おや? この学校を受ける受験生に解けるのかな?」と思わされる出題があるのです。 それも結構な数です。 今回は、そんな国語の問題を紹介しつつ、対処法等考えてみましょう。 学校のレベル 2023入試問題 対処法 学校のレベル その学校は、…
今回は、受験生にとっても避けて通るわけにはいかない課題、「教育の無償化」について考えてもらいます。 生徒役は、麻布志望の3人組、タロウ・ワタル・ゲンタです。 現状認識 高校への進路 高校卒業後の進路 高等教育の無償化 現状認識 タロウ:先生、教育…
今回のロジカルライティングのテーマは「世界に広がる米文化」です。 生徒役は、いつものように麻布志望の三人組、タロウ・ゲンタ・ワタルです。 問題提起 海外のお米事情 アメリカで売られているお米 遺伝子組み換え作物 お米の価格 ヨーロッパのお米 問題…
今回のロジカルライティングの授業は、野菜の流通について考えます。 生徒は、例によって麻布志望の3人、タロウ・ゲンタ・ワタル です。 問題提起 完熟キュウリが市場に出回らない理由 問題提起 私:まずこの野菜を見てごらん。 完熟キュウリ タロウ:ゲッ…
歴史に残る名スピーチというものがありますね。 I have a dream. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア https://peter-lws.hateblo.jp/entry/I_Have_a_dream And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you--ask what you can d…
今回のロジカルライティングの授業は、「茶色の朝」(フランク・パヴロフ著)を読んで政治について考えてもらうことにしました。 この本は政治や民主主義について考えるのに絶好の本なのです。 例によって、生徒は麻布志望のタロウ・ゲンタ・ワタルの3名です…
国語の漢字テストではありません。 国語の記述問題、理科・社会の解答 どこまで漢字? ひらがなは×? 今回はこの疑問について考えます。 駒場東邦の例 国語の場合 結論 駒場東邦の例 例として駒場東邦をとりあげます。 学校説明会で配布された、「受験生のた…
中学入試問題で、国語の物語文の題材として扱われる文章の大半は、青少年向きの文章からの出題です。 その年に出版された、中学生前後の登場人物たちの葛藤を描いた小説、成長を描いた小説、そうしたものが「ねらい目」の本なのです。 実は我々も、そうした…
中学入試の国語では、物語文の比重が高くなっていいます。 しかし、どうにも苦手とする生徒というものがいます。 今回は、そうした物語文の読解が苦手な生徒へのアドバイスとなります。 本を読むのが好きじゃないから 入試問題(レベルの国語の読解問題)を…
みなさんは、日本語の発音に自信はあるでしょうか? 私は東京生まれの東京育ちですので、自分の発音には自信を持ってはいるのですが、時として自信が過信となり、大恥をかくことがあります。 今回は、そんな難しい日本語の発音に関する話題です。 日本語アク…
今回は、中学受験のみならず、あらゆる場面で役立つスキル、「列挙法」について説明します。 また「列挙法」など大げさなタイトルをつけましたが、読んで字のごとく、列挙する思考法の紹介です。特別なやり方でもありません。 しかし、これが実に役に立つこ…
子どもたちは、論理的に物事を整理して思考することが苦手です。 だから彼らが書く文章はわかりづらいのです。 そこで今回は、論理力と記述力を鍛えるのにとても有効な、賛否両論法について説明します。 まあ「賛否両論法」などと御大層なネーミングとしまし…
今回は、語彙力と記述力の向上にとても役立つ学習法を案内します。 私は「決定版」だと思っている学習法です。 名付けて「短文作成法!」 あれ? そんなに珍しい方法か? すいません、かなり基本的かつ一般的な学習法です。 でも、効果のほどは保障します。 …
なぜシャーロックホームズ? そんな本ばかり読んでるから勉強がすすまない! そう怒る前にこの記事を読んでください。 受験生にだって実はお勧めなのです。 コナンドイルについて シャーロックホームズの時代 コナンドイルについて 1859生 1930没 コナンドイ…
シェイクスピアは聖書と並び、欧米の基礎教養なのだそうです。 そういえば、欧米の作家の小説を読んでいても、登場人物が普通に引用しているのを見かけます。 日本人の私としては、訳者の註のおかげで何とかなるのですが。 今回はシェイクスピアについての回…
ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲です。 日本人以上に日本の文化を愛した作家ですね。 小泉八雲について 作品について お薦め 小泉八雲について 1850年、ギリシアの島で、アイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれました。その後イギリスとフランス…
名作とよばれる作家のもので、一番取りつきやすいのは太宰治かもしれません。 今回は太宰治についてあれこれ考えましょう。 太宰治について 作品について お薦め 太宰治について 1909年生 1949年没 今ふと思ったのですが前々回とりあげた芥川龍之介も前回の…
前回に芥川龍之介に続き、今回は三島由紀夫です。 三島由紀夫について 1925年 四谷で生まれる 学習院初等科・中等科に進学し、渋谷・松濤で暮らす ここだけ見ると、「お坊ちゃま?」と思いますね。 その通りです。 父親は高級官僚、母親は高名な学者の娘、山…
読書の大切さについては何度も書いてきました。 しかしまだまだ書き足りないのです。 それほど、今の子どもたちは本を読まない! 今回から何回かに分けて、必須の作家について語ります。 芥川龍之介について おすすめの作品 「杜子春」 芥川龍之介について 1…
語彙力は重要である。 常識ですね。 今回は中学受験で身につく語彙について考えてみます。 斎藤孝の著書 インプットがないとダメ アウトプットはまだ早い 斎藤孝の著書 ちょうどよい文章をみつけたので紹介します。 教育学者斎藤孝氏の「日本語の技法 読む・…
国語の入試問題を指導していると、いつも迷うのが国文法の扱いです。 どこまで教えるべきか? 教えないべきか? 今回はこの問題を掘り下げてみます。 入試問題例① 入試問題例② 「れ」 日本語文法が役に立つ 入試問題例① ◆自分の後輩が出世できるように仕向け…