先日、高校の同窓会の案内がメールで送られてきました。
毎年開かれているわけではなく、不定期に2・3年ごとに集まっているようです。
そのメールを見ていておかしかったのが、行方不明者リストでした。
卒業してからずいぶんと時間が経っていますので、連絡がとれなくなっている者が当然います。「以下の方の連絡先をご存じの方がいれば教えてください。」といったコメント付きのリストでした。
実は、私も長年行方不明者リストに載っていたのですが、たまたま同級生の子供を生徒として教えたことと、さらにネット検索により、居場所を突き止められてしまったという経緯があったのです。別に隠れていたわけではないのでかまいませんが。
一度くらいは顔を出すかな、と思いながら行方不明者リストを眺めていて気が付いたことがあります。私が久々に会ってみたいと思う同窓生は、ことごとくそのリストに名前があがっているのですね。
もともと群れることのほとんどない学校ではありましたが、どうやら私はその中でもアウトローなほうだったようですね。会いたい者がいないようなので、今回もパスしてしまった次第です。
元教え子たちと話をしていて気が付いたことがありました。私の時代とは同窓会のあり方が様変わりしてるのですね。原因はもちろんSNSです。私の時代と異なり、小学校や塾の卒業生たちまで、LINE等でゆるく繋がっていますので、集まりやすい環境が整っているのです。中高一貫校の学年人数300名以上の同級生が、20年ぶりに集まることにしたら、グループLINEの人数が200名を軽く超えたなんて話も聞きました。ただし女子校なので、苗字が変わっていて誰が誰やらわからないと嘆いていましたね。選択的夫婦別姓、早く実現させてあげてほしいものです。
◆成人式について
中高一貫校の生徒(卒業生)からよく聞く話です。成人式に行かないというのです。
ご存じのように、いわゆる成人式、「新成人を祝う集い」のようなものは、市区単位で行われます。今は成人年齢が18歳になったので、名称も「20歳を祝う集い」になっています。
ちょっと気になったので、東京都世田谷区について調べてみました。
区内にある日大の会場で3部制なのですね。そして出身中学別に参加回が分けられています。ああ、これでは参加しづらいわけだ。公立小学校に通っていた当時の同窓生はいるのでしょうが、みな中学校単位で集まっているところに入ってはいけないですね。
横浜市も見てみたら、横浜アリーナで三部制、地区ごとに分けられていますので、実質上中学単位で集うと思われます。
私立中高によっては、学校主催の催し物があり、ホテルに集うケースも多いようですね。男子はともかく、女子は振袖を来て集まることを楽しみにしている子も多いでしょうから、こうした機会があるのもよいものでしょう。
ちなみに私は学費稼ぎのバイトに明け暮れていて、成人式に行くという発想すらありませんでした。